
年が明け、寒さの厳しい日が続いています。 冬は、住まいの中の温度や湿度、 そして空気の質が、 日々の暮らしに静かに影響する季節です。
今回は、四季とともに、結露のない住まいを考えます。
🌿 結露

家の寿命を縮める大きな要因のひとつが、見えない水分、結露です。 壁の中や窓辺に潜む湿気は、カビやダニを育て、建物の耐久性を弱め、 そこに暮らす人の健康にも静かに影響を及ぼします。 結露は、冬の冷たい窓ガラスだけでなく、夏の猛暑や梅雨時の高湿度でも発生します。 まるで四季の中で陰陽が入れ替わるように、湿気は一年を通して姿を変えながら忍び寄ります。
🌞 快適な居住性

梅雨のじめじめとした日も、猛暑の夏も、冬の凍える風が吹く日も―― 室内が涼しく、暖かく、そして乾きすぎず潤いすぎない「ちょうどよい空気」であること。 これが家族の健康と家の寿命を守る理想の環境です。 湿度と温度をコントロールすることで、 冬の窓周りや夏の壁の中に潜む結露を防ぎ、カビやダニの繁殖を抑えます。 結果として、低燃費で一年を通して過ごしやすい住まいが実現します。
壁内結露、表面結露ゼロの環境

🏠 ポイント
壁面温度21.5℃、室温22℃・湿度50%であれば結露は発生しにくい **窓温度14.5℃**でも、湿度管理がされていれば表面結露は防げる。
夏型結露は壁内に、冬型結露は窓や壁面に現れるため、両方を意識した対策が重要になります。
四季の移ろいの中で、住まいは今日も、目立たず、静かに環境を整えています。
参考文献/家を建てる前に読む本 編著・監修 奈良 憲道 EXCELSHANON